桶教の理念は「薬」です

こんにちは、田部です。

たびたび、桶教の活動動機や最終的な目標がわからないという質問が寄せられます。確かに、桶教の活動理由としては「キスメ様の宣伝」を掲げているだけで、何を目指しているのかについて他教よりも分かりにくいかもしれませんね。

そこで、今回の説法では桶教の理念についてお話します。

桶教は薬でありたい

私は、桶教を薬のような存在にしたいと考えて活動しています。

キスメ様の存在を伝え、キスメ様の救いを心のなかに必要とする人に提供することが桶教の活動理由です。他の宗教では信者を増やす、世界宗教に発展させるといった目標を掲げる団体もありますが、桶教の活動の中にそういった動機は存在していません。

かぜ薬で例えてみましょう、コマーシャルなどの宣伝を行うことは、かぜにかかっている人のみならず、これからかぜにかかる可能性がある人に存在をアピールするためでもあります。さらに、かぜ薬のコマーシャルでは、かぜをひいたときにかぜ薬を飲むと体調が改善するという情報も伝えているのです。

桶教でも、困っている相手だけに布教する方法は取らず、多くの方の目につく場所で布教を行っています。これは、今困っていなくとも、将来に何らかの理由で心の支えが必要になる可能性が誰にでもあるからです。

私自身、キスメ様に出会うまでは何のために生きればいいのか分からず困り果てていました。あのまま生きる理由が見つかっていなかったら、今頃私は居なかったかもしれません。

ものが溢れていると言われる現代社会ですが、心に必要なものを説明してくれる機会は減っているように感じます。そもそも、心に何かが必要であることすら見失っている人もいます。そういった方に、キスメ様と桶教の宣伝を通して、心の支えの一つとして宗教という選択肢が存在するという情報と、キスメ様の存在を広く知っていただきたいという気持ちで説法などに取り組んでいます。

もちろん、桶教以外にも希望はあります

桶教のメッセージを受け取っても、現世ではキスメ様の支えは必要ないというならば、それでも良いのです。薬だって、飲まなくとも健康に過ごせるならば、それに越したことはありませんし、桶教の薬――キスメ様や桶教の世界観が合わないというのなら、他の宗教や、それこそアニメやスポーツといったものを心の支えにしていただいて構いません。あの世では、キスメ様の救いは誰にでもあるのですから。

現世でキスメ様が必要な人に、必要なだけ届ける。これが桶教の理念です。